青森県弘前市(あおもりけんひろさきし)。

桜とリンゴの街として知られるこの場所に、ひっそりと佇む古いお寺があります。

その名は『久渡寺(くどじ)』。

 

雨を呼ぶ幽霊画や、段数が変わる石段など、数々の不思議な伝説が囁(ささや)かれるお寺です。

津軽藩主(つがるはんしゅ)の菩提寺(ぼだいじ)としても知られ、1200年以上の歴史を刻んできた久渡寺には、一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?

※菩提寺(ぼだいじ):先祖代々のお墓があり葬儀や法要をお願いするお寺のこと

 

この記事では、静寂の森に隠されたミステリーを徹底的に解き明かしていきますよ。

SNSで話題のスポットや、歴史ファンも唸る見どころ、そしてちょっと怖いけど魅力的なオシラサマ信仰まで。

久渡寺の魅力を余すところなくご紹介しますね。

さあ、あなたも久渡寺の神秘に触れてみませんか?

 

久渡寺とは? 幽霊画と不思議な伝説に包まれた古刹

青森県弘前市にある久渡寺は、1650年に津軽藩4代藩主・津軽信政(つがるのぶまさ)によって建立された曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。

醫王山(いおうぜん)という山号を持ち、本尊は秘仏である釈迦如来(しゃかにょらい)。

津軽三十三観音霊場(つがるさんじゅうさんかんのんれいじょう)の第一番札所(だいいちばんふだしょ)として、多くの巡礼者が訪れる場所でもあるんですよ。

1200年以上の歴史の中で、様々な伝説が生まれました。

特に有名なのは「雨を呼ぶ幽霊画」と「段数が変わる石段」です。

久渡寺の入口と石段2024年4月に参拝してきました

これらのミステリアスな伝説が、久渡寺の魅力をさらに引き立てていると言えるでしょう。

Twitterでは「久渡寺の幽霊画を見たいけど雨が怖い」という声が上がっているように、そのミステリアスな魅力に惹かれる人が多いみたいですね。

Instagramでは「久渡寺の石段」がフォトスポットとして注目され、「登るたびに数が違う気がする」というコメントが多数寄せられています。

訪れる人々を惹きつけてやまない、不思議な魅力が久渡寺にはあるんですね。

 

津軽藩主のお墓としての歴史

久渡寺は、津軽藩主(つがるはんしゅ)の菩提寺(ぼだいじ)としても重要な役割を果たしてきました。

境内には、津軽藩主4代から12代までの墓所が残されており、9基の宝塔(ほうとう)が並ぶ姿は圧巻です。

これは県内最大級の藩主墓所(はんしゅぼしょ)として、青森県の指定重宝にも指定されているんですよ。

 

特に、最後の弘前藩主である津軽承昭(つがる つぐあきら)のお墓は、明治天皇の侍従や宮内大臣を務めた人物にふさわしい、荘厳な造りとなっています。

歴史ファンにとっては、見逃せないスポットと言えるでしょう。

また、山門は弘前城の追手門を明治維新後に移築したもので、2024年に修理工事が完了し、鮮やかな赤色が復元されました。

弘前城の現存する唯一の城門遺構として、城郭ファンにも人気があるみたいですね。

歴史を感じさせる建造物が、今も大切に保存されているのは素晴らしいことですよね。

  • 津軽藩主の菩提寺としての役割
  • 県内最大級の藩主墓所
  • 弘前城の城門遺構も

雨を呼ぶ幽霊画の謎

久渡寺の伝説の中でも、特に有名なのが「雨を呼ぶ幽霊画」ですよね。

これは江戸時代の絵師、円山応挙(まるやま おうきょ)の作と伝えられる「返魂香之図(はんごんこうのず)」と呼ばれる絵で、旧暦5月18日のみ、ごく短時間だけ公開されます。

この幽霊画、ただの絵ではない!!

 

過去の記録では、干ばつ時に雨乞いとして公開されたところ、実際に雨が降ったという記述が残っているんです。

なんとも不思議な話ですよね。

実はこの「雨を呼ぶ幽霊画」には、科学的な背景も関係している可能性があるんですよ。

旧暦5月18日頃は、梅雨入りの時期と重なることが多く、雨が降りやすい気候条件が伝説を後押ししたとも考えられます。

また、円山応挙の幽霊画は当時から「生きているようだ」と評されるほど写実的で、心理的な影響から「目が離せない」と感じる人が多いのも納得できますよね。

 

段数が変わる石段と上まで簡単ルート

久渡寺には、もう一つ不思議な伝説があります。

それは「段数が変わる石段」です。

公式には227段とされていますが、行きと帰りで数が違うと感じる人が多いんだとか。

この石段、実際に数えてみると、疲労や錯覚からか、どうしても数が一致しないという体験談が後を絶たないんですよ。

地元の人々の間でも、語り継がれる不思議な現象なんです。

久渡寺の石段227段の石段 かなりキツかったです笑

この石段の数の違いについては、急勾配(きゅうこうばい)と周囲の静寂(せいじゃく)、森の薄暗さが疲労感や錯覚を誘発し、こうした不思議な体験談が生まれた背景があると推測されています。

ぜひ実際に訪れて、ご自身の目で確かめてみてください。

きっと不思議な体験ができるはずですよ。

 

私は夫婦で行きましたが、頑張って登りました!

私も苦しかったですが、妻の方が大変そうでした😅

石畳の階段なので、階段の1段1段の幅が広かったり狭かったり。。。 

参拝される方はスニーカーや運動靴をお勧めします。

 

ここまで記事を読んで

「階段がキツそうだなぁー」

と思っている、そこのアナタ!

朗報です。

 

上の本堂や寺務所まで自動車で行ける道が整備されていて、山上に駐車場もあります。

ただ、大型連休やイベントの時などは駐車場や上までの車道の封鎖などがあるみたいです。

詳細情報はこちらをクリックしてください

 

久渡寺の寺務所で日程を確認してから

体力に自信がない方、ご高齢の方、足腰の不自由な方は無理せず🚗で上まで行って参拝されてくださいね。

これからの時期は初詣などイベントが多いですから要確認ですよ!

久渡寺の山上駐車場への自動車ルート

オシラサマ信仰とは?

久渡寺には、東北地方特有の民間信仰である「オシラサマ信仰」も息づいています。

境内には約50体以上のオシラサマが奉納されており、色とりどりの着物を纏った姿は独特の雰囲気を放っています。

オシラサマは、かつて個人宅で祀られていたものが、様々な理由で寺に納められたものだそうです。

農業や養蚕、目の病にご利益があるとされ、地元の人々から深く信仰されています。

このオシラサマ信仰は、東北の厳しい自然環境の中で、農民たちが神にすがる思いを形にしたものと言えるでしょう。

久渡寺がその受け皿となっているのは、津軽藩主の菩提寺としての格式が、民間信仰とも調和する稀有な場所だからこそなのかもしれませんね。

TikTokでは「オシラサマ」の独特な姿に「不気味だけど惹かれる」という反応が若者を中心に増加しているみたいですよ。

 

久渡寺への行き方と御朱印

久渡寺を訪れる際には、いくつか注意しておきたい点があります。

まず、境内は静寂を重んじる場所なので、写真撮影は控えめに、声の大きさにも配慮しましょう。

また、バスの本数が少ないため、時刻表を事前に確認しておくのがおすすめです。

御朱印はシンプルながら力強い書体で、曹洞宗らしい禅の精神を感じさせる一品です。

ぜひ参拝の記念にいただいてみてはいかがでしょうか。

2025年には、津軽承昭没後124年の追善法要も予定されています。

久渡寺の御朱印久渡寺の御朱印です カッコいい✨

ちなみに、こちらが久渡寺の御朱印です。

苦労して登ったので、よりありがたみを感じます。

最近では様々なイベントも開催されているみたいです。

イベント期間限定の御朱印もあるようですので、気になる方はタイミングを合わせて行かれてみてください(^^)

歴史好きの方は、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

きっと特別な体験ができるはずですよ。

最後に、久渡寺はスピリチュアルスポットとしても注目を集めています。

パワースポット巡りの一環として訪れる人も増えているみたいですね。

心静かに自然を感じながら、久渡寺のパワーを体感してみてください!

  • 写真撮影は控えめに
  • バスの時刻表を確認
  • 御朱印は記念に

 

行き方

最寄駅はJR弘前駅

 

バスで行くなら(バスの場合は山上の駐車場までは行けません!

  • 弘南バスで久渡寺行きに乗車
  • 所要時間:約30〜40分

時刻表を要確認!!

 

レンタカー・自家用車で行くなら(車の場合は本堂前まで歩かずに行けます!)

  • 所要時間:約20〜25分
  • 無料駐車場あり