高山稲荷神社の怖いと言われる理由!千本鳥居と狐の墓場の伝説
青森県の奥地にひっそりと佇む、高山稲荷神社(たかやまいなりじんじゃ)。
千本鳥居(せんぼんとりい)が織りなす幻想的な風景は、訪れる人々を魅了してやみません。
しかしその一方で、「なんだか怖い」という噂を耳にすることも少なくありません。
夜の静寂や無数の石像が醸(かも)し出す独特の雰囲気は、確かに私たちの心の奥底にある何かを刺激するのかもしれません。
この記事では、そんな高山稲荷神社の「怖さ」の正体に迫りつつ、それを上回る神秘的な魅力を深掘りしていきます。
単なる観光スポットの枠を超えた、魂を揺さぶる探求の旅へ一緒に出かけてみませんか?
高山稲荷神社が怖いと言われる正体
高山稲荷神社が「怖い」と感じられる理由、それは一体どこにあるのでしょうか。
多くの人が指摘するのが、境内(けいだい)に広がる「狐の墓場」と呼ばれるエリアです。
そこには、役目を終えた数百体もの狐の石像や狛犬が静かに佇んでいます。
狐の墓場 お役目を終えた狐さんや狛犬がたくさん置かれてましたこれは、単に捨てられたわけではなく、県内外の神社や個人の邸宅で祀られていたものが、様々な事情で行き場を失い、ここに集められたという事情があるんです。
首が欠けていたり、苔むしていたりする石像たちは、確かに少し異様な雰囲気を醸し出しているかもしれません。
長い年月を経た石像には、元の持ち主の念や歴史が刻まれているように見え、それが視覚的な重みとなって迫ってくるのでしょう。
#初午なのでお稲荷さまの画像を貼る
高山稲荷神社
最奥にあるお稲荷様の墓場には所狭しと祠や狐が並ぶ。 pic.twitter.com/Sjvj1Vzj3h— ヨナダ丸⛩巡礼と探訪 (@yonadamaru) February 10, 2022
特に夜間や天候が悪い日には、その静けさと相まって、一層不気味に感じられることもあるでしょう。
例えば、夕暮れ時に風が木々を揺らし、石像の影が長く伸びる瞬間を想像してみてください。
まるで石像たちが動き出しそうな錯覚を覚え、背筋がゾクッとするかもしれません。
青森県つがる市の日本海に近いという立地も、影響しているかもしれませんね。
激しい海風の音や、冬の鉛色の空が背景にあることで、自然と神秘的な空気を感じてしまうものです。
でも、ご安心ください。
心霊現象の報告はほとんどなく、恐怖感はあくまで視覚的な要素や雰囲気からくるものと考えられます。
一般的に「怖い」と言われますが、これは「悪意のある怖さ」ではなく、神域特有の「畏怖(いふ)」の念に近い感覚と言えるでしょう。
わたしが実際に参拝で感じたのも、「怖さ」というより「ありがたさ」に近いあたたかい感覚でした。
大切なのは、その背景にある意味を知ることかもしれません。
- 異様な雰囲気の狐の墓場
- 夜間・悪天候時は不気味さが増す
- 心霊現象の報告はほぼ無し
狐の墓場に並ぶ無数の石像
「狐の墓場」の正式名称は小神祠公園(おがみしこうえん)といいます。
Googleマップの画像があれば分かりやすいと思い探してみましたが、マップには出てきませんでした😅
小神祠公園(おがみしこうえん)の異質な光景は、稲荷信仰(いなりしんこう)における狐の特別な立ち位置と深く関わっています。
狐は、神様の使いとして敬われる一方で、古くから妖怪や化ける存在としても語られてきました。
人間にとって「利益をもたらす存在」であると同時に、「祟(たた)るかもしれない存在」という畏(おそ)れも抱かれてきたのです。
そうした文化的な二面性が、無数の石像と組み合わさることで、独特の雰囲気を作り出しているのではないでしょうか。
これらの石像は、決して放置されているわけではありません。
全国から集められた石像たちは、大切に供養されているんです。
いわば、ここは「石像たちのお焚き上げ」の場所であり、安住の地を提供している慈悲深い空間とも言えますね。
毎年8月10日には鎮魂祭が行われ、その霊を慰める儀式が執り行われるんですよ。
訪れた際には、ぜひ石像の表情を一つひとつ見てみてください。
穏やかに微笑んでいるような顔もあれば、厳しくにらんでいる顔もあり、それぞれの石像が生きてきた物語を感じられるはずです。
そう考えると、少し見方も変わってくるかもしれませんね。
高山稲荷神社は役目を終えたお稲荷さんの供養も行っているんだけど、なんか猫ちゃんぽい子も居た。
もう一度どこかでお役目できるんじゃないかしら。 pic.twitter.com/V8ojL0pZoi— マジカル☆じゅりあちゃん@騎乗スキルがほしい (@magical_8_Julia) May 13, 2023
ただし、興味本位で騒いだり、面白半分で石像に触れたりするのはNGです。
石像一体一体に、人々の想いが込められているのだと感じられます。
千本鳥居が放つ龍神のパワー
高山稲荷神社(たかやまいなりじんじゃ)といえば、やはり千本鳥居(せんぼんとりい)ですよね。
約200基以上の鳥居が連なる風景は、まさに圧巻です。
この鳥居は、京都の伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)とは異なり、庭園の地形に沿って蛇行するように配置されています。
千本鳥居の入り口側から撮影した画像 上の高台まで鳥居をくぐって登ります!直線ではなく曲線を描くことで、気の流れを緩やかにし、エネルギーを境内に留める効果があるとも考えられます。
高台から見下ろすと、まるで龍が昇っていくかのように見えることから「龍の道」とも呼ばれているんですよ。
風水や地形の霊的な解釈では、龍は特別なパワーを持つ存在とされています。
千本鳥居をくぐり抜けた高台から撮影 曲線が龍のうねりっぽく見えますよね!千本鳥居を歩くことで、龍神のエネルギーを感じられると信じている参拝者も多いのではないでしょうか。
春には桜並木が、冬には真っ白な雪景色が鳥居の朱色を引き立て、季節ごとに全く違う表情を見せてくれます。
雪化粧の高山稲荷神社、素敵すぎてもう…
こんな中を歩けたら最高だろうなー pic.twitter.com/pFo9hHj8tK— 生駒 咲良 (@stargazer_noah) March 21, 2020
また、鳥居の素材が近年、塩化ビニール製に変わりつつあるのをご存知ですか?
「風情がない」と感じる方もいるかもしれませんが、これは、海風や豪雪による劣化を防ぐための工夫なんです。
木製では腐食が進みやすい過酷な環境下でも、鮮やかな朱色を保ち続けることができます。
耐久性は木材の約3倍とも言われていて、景観を守るための知恵が詰まっているんですよね。
アクセスと冬季参拝の注意点
高山稲荷神社へのアクセスは、少し注意が必要です。
タクシーやレンタカーの場合
- JR五所川原(ごしょがわら)駅から車で約35分(約25km)の距離
- 最寄駅はJR金木(かなぎ)駅で車で約25分(約18km)の距離
JR五所川原駅が車の台数やレンタカー屋さんが多いのでオススメ
バスの本数は限られており、タクシーも流しでは捕まらない場所なので、帰りの足も事前に確保しておくことが大事!
特に冬場は、豪雪地帯のため、事前の情報収集が欠かせません。
この地域特有の「地吹雪」が発生すると、視界が真っ白になり、一寸先も見えないホワイトアウト状態になることがあります。
青森県の積雪量は全国トップクラスで、つがる市周辺では1月~2月の平均積雪深が約100cmに達することも珍しくありません。
道路閉鎖や通行止めになる可能性もあるので、スタッドレスタイヤの装備は必須ですよ。
慣れていない方は、無理をせず天候の良い日を選ぶか、地元の運転事情に詳しいタクシーを利用するのが賢明でしょう。
事前に道路状況を確認しておくと安心ですね。
駐車場は約50台分が無料で利用できます。
- 冬は豪雪に要注意
- スタッドレスタイヤ必須
- 道路状況の事前確認を
怖い噂を超える強力なご利益
高山稲荷神社は、怖いという噂もありますが、それ以上に強力なご利益があるとされています。
商売繁盛、五穀豊穣、海上安全など、そのご利益は多岐にわたります。
かつて農業や漁業が生活の中心だったこの地域で、自然の厳しさと共存するために、人々がどれほど強い祈りを捧げてきたかが分かりますね。
年間約10万人が参拝に訪れるパワースポットとして、地元の人々からも深く信仰されているんですよ。
実際に参拝した人からは、「千本鳥居の景色が圧巻で、パワーを感じた」という声や、「心が洗われるような清々しい気持ちになった」という声が多数寄せられています。
鳥居をくぐり抜けた後、展望台から日本海を眺める瞬間の開放感は、言葉では言い表せないほどの感動を与えてくれるでしょう。
「狐の墓場」に関しても、「最初は少し怖いと思ったけれど、供養されていることを知ってからは、神聖な気持ちになった」という意見もあるんですよ。
ただし、稲荷神社は「礼儀に厳しい」とも言われます。
願いが叶った際には、必ずお礼参りをするという誠実な姿勢が、さらなる運気を呼び込む秘訣かもしれません。
高山稲荷神社の春の期間限定御朱印 桜をあらわしたピンク色が素敵です🌸わたしたちは今回、夫婦で参拝させていただきました。
神社の敷地はとても広くて、普段から歩いていない方は疲れてしまうかもしれませんね。
境内(けいだい)は階段や坂も多いので、歩き慣れた靴がいいと思いますよ。
初参拝の記念に、期間限定の御朱印もしっかりといただきました。
細やかなデザインで春らしく、とても素敵ですね。
高山稲荷神社は、確かに独特の雰囲気を持っていますが、それこそが他では味わえない魅力なのかもしれませんね。
ぜひ一度、足を運んでみてください。
きっと、忘れられない体験になるはずですよ。

